Monthly Column VOL.79 「3.11」

「3.11」−この日がまたやってきます。2011年3月11日。忘れることのできない日。 あれから1年が経とうとしています。

その日私はレベル3の最終日を教えていました。「地震が起きたらしい。」と聞いたのはコース中のこと。パソコンを開けてニュースを見ると、そこには流されていく車や家の映像が・・・。絶句しました。「大変なことが起きた。」
これを読まれているあなたも覚えているでしょう、あの日のことを。
日本中がショックの中にいました。
ニュースはどれも前代未聞の大災害に混乱する様子を伝えてきます。自然災害のみならず、それを引き金にして起きた原発の事故。行方不明の人たちや家族を失った人たち・・・。

今もまだ復旧作業は続き、家や仕事を失った人たちが避難所の生活を余儀なくされています。
震災の被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

本当は心からのお見舞いを4月のコラムの中で書きたかったのですが、私も言葉を失いました。そしてあれから何ヶ月もコラムを書くことができませんでした。

地震直後からオーラソーマのネットワークでは被災された生徒やプラクティショナーやティーチャーの安否を確認することから始まり、そして数日後にはネットワークのグループをフェイスブック上に立ち上げて、私たちにできる支援を始めようとしていました。このネットワークは今も活動を続けています。

援助の活動に参加しながら、私は自分自身の内側と外側で起こっていることに向き合わなければなりませんでした。悲しみや怒り、無力感に襲われ、途方に暮れました。
今これを書きながら、またあの時のことが思い出されます。これを読んでくださっているあなたにも、いろんな記憶や感情がよみがえってきているかもしれません。

混乱の中、インターネットを通じてツイッターのつぶやきが目に入ってくるようになりました。被災された人たちの助け合う姿、励ましあう人々の姿、国籍や宗教や信条を超えて、世界中からの支援の声とともに、日本という国の人々の素晴らしさを讃えるメッセージをたくさん読ませてもらいました。そして悲惨さの中でも光を見出していくことは可能だと教えられました。
この頃のツイッターの記事は、講談社から”Pray for Japan” という本にまとめられて出版されています。

今月はこの本から少し引用をさせていただこうと思います。
この本の売上げは震災の支援金として寄付をされることになっています。どうぞよければご自分の手にとって読んでください。災害を通して私たちが失ったものと得たもの、そして叡智と愛という宝物が詰まった、生きた言葉で書かれた記録です。

“Pray for Japan” から

−2011年3月11日に産まれた子供たちの名前には
「希」「明」「愛」「心」という文字が
多く付けられているそうです。
新しい命の尊さ、命の大切さを心から感じます。
産まれてきた大事な子供たちが元気に明るく育ちますように。

−じいちゃんが電話で言っていた。
「お国のために電気を消すのも
燃料を節約するのも全く苦ではない。
今回は空から爆弾がふってくるわけではない。
放射能で汚染された野菜も米も肉も
誰かが一生懸命作ったものに変わりない」
号泣しました。

−今まで以上に
力強い国になりますように。
皆が優しく分け合う心を
持ち続けていられますように。
一人の力ではどうにもならないことでも、
多くの人の知恵と力で
共感・共鳴の輪が広がっていきますように。

被災地から遠く離れた場所で言葉をなくしていた私は、被災された人たちの姿と、身をもって体験されたからこそ出てくる勇気ある言葉に励まされたのでした。

毎月11日、オーラソーマのネットワークのメンバーたちは「リメンバー・メディテーション」を行っています。
一人の力は小さくても、集まった力には大きなエネルギーがあります。
どうぞあなたもあなたがいる場所で祈りと瞑想に参加してください。
すべての存在が健やかで幸せで自由であるように。

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